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未来を変える心理学~2万人の人生を好転させた10秒の言葉の習慣~

佐藤由美子(心理コンサルタント)

佐藤由美子

【50号】自己啓発に染まると「都合がよすぎる思考」になる【ワークその2】

☆ *:.\\\ 第50号 ///☆ *:.

 こんにちは。  
「未来を変える心理学Ⓡ」の佐藤由美子です。


今日は1日号ですので
本来は「物語の続き」ですが、
先月のワークの続きを書きたいと思います。


ワークは10月21日号で
「その1」を配信しました。
「その2」は、その時点で構想はありましたが、
ちょっと寝かせていました。


というのも、その期間は
最近度々触れていますが、
橋田賞(橋田壽賀子氏の新人脚本賞)の
コンクール作品の準備をしていました。


たまたまテーマが、
このメルマガの10月号と被っていて、
「母の呪い」なんですよね。


なので、偶然とは思えず、
橋田賞の作品が仕上がった時に
「その2の答え」は見えるのでは?
と思っていました。


私は「リアル」を大事にしています。
リアリティのない架空のワークではなく、
私自身が作品を通して「どのような思考をしたのか」を、
実際にワークに落とし込みたいと思ったのです。


リアリティのない架空のワークなら、
いくらでも思考でつくれます(笑)。
でも、そんなのなら、
今やAIに考えてもらえばいいわけで。

私がやる意味はないです。


あくまでも「リアル」にこだわり、
実際の橋田賞の最終稿で「何」が出てくるのか?
それを、観察していました。


すると、出てきました!

橋田賞の〆切は10月31日、
つまり昨日だったのですが、
数日前に、「母の呪いを解く」重要な部分において
「違う案」が出てきたのです。

その「違う案」は、
10月21日時点で、ぼんやりとあったのですが、
明確に見えたのが数日前でした。


この「違う案」を前にして、
私はあることに気づきました。
いや、前から気づいていたのですが(笑)、
明確に腑に落としました。


それは……
「自己啓発系の思考回路に染まっていると、
都合がよすぎる思考にしかならない」

ということです。


都合がよすぎる思考って何でしょう?


例えば、こんな思考です。


★ノートに「ありがとう」と書けば、
ある日嫌いな人が気にならなくなった!


★ノートにネガティブな気持ちを吐き出せば、
現実がガラリと変わる!

★自分を認めていさえすれば、
人間関係の悩みは、ある日消えた!

★自分を愛すれば、お金の問題はある日消える!

★家を片づければ、お金が入ってくる!


こういう話を、
自己啓発系の本を読む人は「期待」するんですよね。


確かにそういう「一面」はあります。
私自身、シンクロニシティだらけの人生なので
「普通にしていたらあり得ない事」を、多く体験しています。

でも、それだけを強調すると、
「表層」しか見れない思考になります。


自己啓発系の本は
「~するだけで人生は変わる!」
という、タイトルあるいはサブタイトルをつけたがります。


その方が好まれるからです(つまり、売れる)。



本当に「~するだけ」で人生が変わるなら
自己啓発系の本は、不要になるはず。
でも、実際は次から次へと、
簡単に「~すれば変わる」
というメソッドが後を絶ちません。


それは、「~すれば変わる」という思考に陥るほど、
絶対に人生は変われない。
ということを、示唆しているのだと思います。


私は、この分野の中では
リアリティ思考だと思っているのですが、
それでも、脚本にすると、
「自己啓発系の都合のよい気づき、展開」
が見えてしまうんですよね。


脚本にすると、それが客観的に見えます。
それを、〆切数日前に客観視しました。


人が真に変わるとき
人が真に成長する時
「~だけすれば変わる」
なんてことはあり得ません。


嫌いな人を都合よく排除すれば、
人生思い通り!
なんてことは、現実には起きないわけで。


どうすれば「真に人は変われるのか?」
と考えたとき、
「一人では変われない」
と思ったのですね。


「誰か」あるいは「何か」との化学反応がないと
本当の意味で人生が変わらない。
でも、その化学反応が起きたとき、
確かにシンクロニシティは起きます。


昨日、最終稿を橋田賞に23時半に投稿したとき、
それを明確に思いました。


ということで、
前置きが長くなりましたが
今回の「ワーク その2」は、
この私の現実の手ごたえを基に考えました。

… … …(記事全文3,986文字)
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