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Introduction: 「久々に5時間眠れました」
2026年7月20日、海の日の夜。日本の内閣総理大臣は、自身のXに次のように綴った。
「今日のお休みは本当に有難く、久々に5時間も睡眠を取れた上(総理就任以来、0時間~3時間睡眠が常態化)、昼からは、手付かずだった大量の洗濯後のハンカチやインナーのアイロンかけと、お裁縫(スカートの裾のほつれのまつり縫いやジャケットの緩んだボタンの補強)を一気に処理」
高市総理によるこの長文投稿は、午後10時半ごろに公開され、瞬く間にネットをざわつかせた。BBCまでもが「わずか3時間の睡眠で国を運営している」と報じる騒ぎになり、「頑張っている」と称賛する声もあれば、「寝てない自慢か」「アイロンの話は要らない」と冷ややかな声も少なくなかった。
問題は、彼女が「まつり縫い」に精を出していた、まさにその中で、国会では私たちの自由と暮らしを根底から書き換える法律が、次々と成立していたことだ。
国旗損壊罪、刑事訴訟法改正、皇室典範改正が、そして副首都関連法が可決されている。
睡眠時間とアイロンがけを語る筆致の熱量に比べ、これらの法律が国民に説明された言葉は、あまりにも少ない。この温度差こそ、本稿の出発点である。

