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Introduction:2025年夏の参院選が幕を閉じ、自公政権は昨年の衆院選に引き続き過半数を割り込む大惨敗を喫した。
特に自民党の石破首相に関しては、衆院選・都議会選・参院選の3連敗──国政選挙6連勝を誇り、権力を意のままにした故・安倍晋三と対照的な結果となった。
しかし、今夏の参院選で話題となったのは自公の歴史的敗北以上に、「参政党」の大躍進である。
参政党は45の全ての選挙区に候補者を立て、全国比例にも10名を擁立。
結果として、選挙区で7名、全国比例で7名、計14名が当選するという驚異的な成果を収めた。
この新興政党を強く後押ししたスローガンが「日本人ファースト」である。
同時に、参政党は外国人に対する危機を過剰なまでに煽ったことで、「差別主義」「排外主義」のレッテルを張られることとなった。
そのような中、筆者が7月22日の定例記者会見に参加した際、そこで目撃したのはまさに「差別と排除」が横行する現場そのものだった。