… … …(記事全文2,556文字)皇室典範改正の話が続くが、ぜひとも皆さんに知っていただきたいことがある。
先日、チャンネル桜の討論番組に出演した。
タイトルは「皇室典範改正 忘れられた皇統問題の本質」(闘論 討論 倒論 #971)で、出演は他に斎藤吉久氏、高清水有子氏、八木秀次氏、葛城奈海氏、谷田川惣氏(年齢順)である。
今回は特に有意義な回となり、他のどんな皇室典範関係の議論よりも優れていると評価する人さえ現れたが、水島社長をはじめ一同が感心したのは、20数年と、出演者の中で最も長くこの問題に関わってきている八木秀次氏による、裏事情の披露だ。
あれだけ我々をやきもきさせた皇室典範改正だが、それははじめからまったくぶれずに進められてきており、しかも安倍さんの蒔いた種が実った結果と言えるのだという。
今回成立した改正皇室典範は、安倍内閣の下、内閣府の法制官僚3人が草案つくりと有識者に対するヒアリングをしたことにその始まりがある。
2019年7月17日のことだ。
そう、改正皇室典範は日にちもぴったりと、ちょうど7年後に成立したことになる。
2021年には菅内閣の下、有識者会議が開かれた。
2017年、上皇陛下の生前退位にともなう特例法の附帯決議に、政府は、本法施行後速やかに安定的な皇位継承のための諸課題について検討すべしとあるために開かれたのだ。
しかし有識者会議というものは、開かれる前からある程度結論が決まっていて、会議のメンバーも、ヒアリングをする専門家も、その結論に沿って選ばれると聞いたことがある。
おそらくこの場合にも先の官僚たちの草案が初めにありきの状態だったのだろう。
ともあれ、有識者会議の結論はよく知られているように、以下の3案である。
1 皇族女性が婚姻後も皇族の身分を有する(ただし夫と子には皇族の身分を与えない)
2 旧宮家からの養子案
3 旧宮家の皇籍復帰(2が成立しなかった場合の補足案)
これらは2021年のうちに国会に提出されたものの、長らく放置され、昨年になってようやく動きだし、今年4月からは皆さんよくご承知のように衆参正副議長による議論が始まったわけである(ちなみに、1案に「夫と子を皇族としない」という条件がつくのは、もし皇族となった子が即位するとそれこそが女系天皇であり、皇統が滅ぶからである)。

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