… … …(記事全文5,536文字)※ ベンジャミン・フルフォードからのお知らせ
★ 最新刊:2024年6月8日発売開始しました!
『アメリカ帝国消滅後の世界 - 大掃除される《悪魔》ハザールマフィア 』
著:ベンジャミン・フルフォード (秀和システム)
いよいよアメリカ帝国が崩壊する。これまで人類を牛耳ってきた「ハザール・マフィア」が倒れ、世界は新たな多極世界へと向かう。その前に「ブッラク・スワン」的な出来事が起こり、アメリカ帝国は終焉を迎え、新たに北アメリカ連邦が作られるだろう。新世界は目の前だ!
https://www.amazon.co.jp/dp/479807232X/
★ 書籍:2024年4月26日発売
『もしトランプが米大統領に復活したら 』
著:ベンジャミン・フルフォード (宝島)
「もしトラ」が世界を席巻中! 大統領時代に「アメリカ・ファースト」を掲げ、独自の政策で世界を驚愕させたドナルド・トランプ。共和党候補者になることはほぼ確定。今年11月の本選でトランプ返り咲きの可能性は限りなく高まっている。もし、トランプが米大統領に復活したら、世界はどうなるのか――。トランプ大統領の可能性と、「もしトラ」後の世界をレポート。トランプ復活を目論む黒幕とは?
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◆ 「石油本位制ドルの終焉」と「アメリカの危機」
≪ 2024/06/10 VOL754 ≫
世界的な金融異変を思わせるサインが噴出している。
中でも 特に注目しているのが「昨日6月9日付でサウジアラビアが50年前(1974 年 6 月 8 日)にアメリカと交わした石油ドル協定を終了させた」という情報だ。しかもサウジは「今後、我々はアメリカが発行する米ドルを石油の支払い通貨として認めない」と米政府に通告したという。
これは歴史的な出来事だ。発端は、アメリカのリチャード・ニクソン大統領が新経済政策発表を行った1971年、 いわゆるニクソン・ショックの時にさかのぼる。その直後、アメリカ政府は突然「金ドル交換停止」を発表し、米ドルの金本位制を廃止した。その後、アメリカはドルの価値や利権を維持するためにサウジアラビアを筆頭とする産油国と「石油を米ドルで独占的に販売する」という協定を結んだ。それを境にアメリカは石油ドル本位制へと移行、米ドル以外の通貨では石油を買うことが出来ない仕組みを築き上げた。以降、長年にわたって世界の国々は石油資源の購入のためにドルを手に入れる必要性があった。しかし今回、サウジが石油ドル協定から離脱したことで その必要は完全になくなった。
ベンジャミン・フルフォードの国内外金融・経済・政治のウラ事情レポート
ベンジャミン・フルフォード(ジャーナリスト)