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Introduction:2026年7月3日、れいわ新選組は一枚の文書を公表した。「山本太郎代表の道路交通法違反について」と題されたそれは、決して軽いものではない。
2025年10月9日午後2時34分頃、れいわ新選組代表の山本太郎氏は、レンタカーを運転し東九州自動車道を走行していた。場所は大分県大分市横尾付近で、制限速度は時速80キロ。ところが、速度違反自動取締装置(オービス)が記録した速度は、時速149キロだったのだ。実に「69キロオーバー」である。山本氏はこの速度違反で検挙され、翌2026年4月20日付で略式命令による罰金9万円の刑事処分を受け、さらに5月15日付で90日間の運転免許停止という行政処分も下された。
党がこの事実を公表したのは違反から約9カ月、刑事処分から約2カ月半、行政処分からも約1カ月半が経過した7月3日のことだった。そして、党が山本氏に下した処分は「幹事長による厳重注意」に留まったのである。
私はこの発表を見た時、まず「69キロ」という数字に目を疑った。
速度違反は誰にでも起こり得るし、アクセルを踏み込み過ぎたり標識を見落としたりすることもあるだろう。政治家であれ一般市民であれ、人間は過ちを犯すものであり、私はそのこと自体を責めたいのではない。しかし、時速80キロ制限の道路を149キロで走ることを、単なる「うっかり」で説明するのは難しい。
もし前方で渋滞が発生していたら、誰かの車が車線変更していたら、予期せぬ落下物があったら・・・一瞬の判断の遅れが取り返しのつかない結果を生んだ可能性は否定できず、事故が起きず被害者が出なかったのは率直に言って幸運だった。
だが、この記事で問いたいのは、速度計の数字だけでもない。
その後に起きたこと──公党の対応と一部支持者たちの反応についてである。そこに私は、時速149キロの走行とは別の、もう一つの「暴走」を見たのだ。

