ウェブで読む:https://foomii.com/00263/20230615004541110300 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ASKA サイバニック研究所 ●「十五夜」の月見の謎? 2023年06月14日 ─────────────────────────────────── 日本では古くから月を愛でる風習があり、特に平安時代は貴族たちが「詩歌」を詠み、風流を楽しんだ。 旧暦8月15日の満月を「中秋の名月(十五夜)」と呼び、去った夏を惜しみながら秋の涼しさを楽しむのは、平安京(京都)の盆地性の底抜けの暑さが生み出す夏の喧噪と、後の祭り的物悲しさの無常観を歌にしたのかもしれない。 「中秋」は秋の「仲秋」の意味で、その前を「初秋」、後を「晩秋」と呼び、仲秋の夜はその年の収穫に感謝をする日本の伝統行事で、実際、2023年の旧暦「中秋」はグレゴリオ暦の9月29日で、毎年の「中秋の名月」は「秋分」の前後半月の間で変動する。 古代世界は何処も「旧暦」で、日本の隣国の中国も例外ではなく、今でも旧正月の方が盛り上がり、「春節」になると故郷へ帰る人々や海外に旅行をする中国人で溢れ返る。… … …(記事全文9,929文字)
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