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ASKA サイバニック研究所NEO

飛鳥昭雄(サイエンス・エンターテイナー)

飛鳥昭雄

■台湾有事と日本への戦術核ミサイル炸裂㊷

ウェブで読む:https://foomii.com/00108/20230310190319106552 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ASKA サイバニック研究所 NEO ■台湾有事と日本への戦術核ミサイル炸裂㊷ 2023年03月09日 ───────────────────────────────────  アメリカの「ペンタゴン/国防総省」は、中国の核戦力を「陸:ICBM」「海:SLBM」「空:爆撃機」の三本柱とし、民間の大型輸送車、大型旅客機、大型フェリーも一夜で軍用になる〝軍民両用〟を特徴と見ている。  特に中国の商用船舶は非常に大型で、水陸両用強襲演習に参加するほどの能力を持ち、「台湾侵攻」の際は、人民解放軍の兵士を一気に多数運ぶことが出来、特に大型商用フェリー「渤海玛珠」は約3万3450トンもあり、排水量7万トンの「戦艦大和」の半分の規模だ。  中国の船も飛行機も車も全て軍用と見る方がよく、特に大型フェリーの総数約75万トン、コンテナ車両運搬船は約42.5万トンの計117万トンは、中国海軍が保有する「水陸両用揚陸艦艇」の総数37万トンの3倍以上で、日本の九州に上陸するとなると、これら大型商用船舶も一緒に突入してくる。  平時は北部戦区(黄海周辺)や南部戦区(海南島周辺)に近い海域で運行され、有事の際は、速やかに東部戦区に移動して「台湾侵攻」にあたる部隊を支援する。  アメリカが日本列島から逃げ出すのは、中国が最新型ICBM「DF-41」用のサイロを200カ所以上建設したことと、「DF-41」1基あたり最大10発の核弾頭を搭載できる「多弾頭ミサイル」であることだ。  この「DF-41」1基で日本の主要都市全てを地図から消すことが可能で、固定型サイロ発射システムは、ICBMとして先制攻撃に脆弱性が高い為、先制攻撃で破壊される前に事前発射してしまう誘因が働き易く、一触即発の危機状況の中での安定性が極めて希薄になる。  それよりも問題は、既に中国は地球を周回する「極超音速滑空体」の実験に成功し、部分軌道爆撃システム「FOBS」と、ブーストグライド型の「極超音速滑空体」を組み合わせた「超音速ミサイル」を獲得しているとされ、アラスカに集中配備されているアメリカ本土防衛用ミサイル防衛システムを簡単に迂回してアメリカ本土を核攻撃できる事だ。  既に中国は、「台湾侵攻」で「米中核戦争危機」がエスカレートしても、アメリカに反撃を思い止まらせる段階に入りつつあり、多弾頭核ミサイルの集中攻撃で日本殲滅は朝飯前となる。  結果、中国共産党はアメリカの核使用を抑止できる自信を強めており、結果として台湾を含む西太平洋地域における‶グレーゾーン〟や通常戦力の睨み合いが起きれば、リスクを厭わない行動を取る危険性が増している。  半島系の岸(李)信介以来、長年、国民を「アメリカが日本を防衛する」と洗脳してきた自民党は、岳父の岸信介の血筋の安倍(李)晋三内閣から岸田政権へ、突然、中国脅威論で過去の大嘘を転化、正当化できるツールとして「国家安全保障戦略」「防衛計画の大綱」「中期防衛力整備計画」を国会で畳みかけ、圧倒的議席数で押し切ることになる。
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