… … …(記事全文3,334文字)「不適切な昭和」(葛城明彦著・990円・中央公論新社)
いまとなってはありえない!
これが令和の日本とは同じ国とは信じられない事実の連続。なつかしくもおかしい昭和の時代の景色を今によみがえらせる。コンプラ意識ゼロの怒濤の常識、非常識。
第1章 社会――暗くて汚かった街
第2章 学校――カオスな、もうひとつの小社会
第3章 家庭と職場――のん気なようで意外と地獄
第4章 交通――ルール無用の世界
第5章 女性――差別もセクハラも放ったらかしだった頃
第6章 メディアと芸能界――規制ユルユル、何でもやり放題
「昭和」という時代は、一般に「暮らしが日々豊かになっていて、人間同士の温かなふれあいがあり、希望に満ち溢れていた・・・」などと語られています。映画『AllWays3丁目の夕日』などで描かれた世界がそうかもしれません。
しかしあくまでも美化されたイメージ。実態としてはまだまだ。当時の映像を眺めれば、「こんなスマホもパソコンもない時代なんてとてもじゃないけど暮らせない!」という人は少なくないと思います。
私は携帯電話が世の中に出た翌日から使ってますから、昭和に携帯があったことは知っていま
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