… … …(記事全文2,952文字)「時代劇を見れば、日本史の8割は理解できます。時代劇専門チャンネル「寺子屋ゼミ」(山本博文・ペリー荻野著・1820円・徳間書店)
フィクションとしての時代劇と史実としての歴史は、とても近いところにあった!
鬼平犯科帳、大岡越前、水戸黄門など国民的人気を誇るテレビドラマから映画まで、時代劇の妙味を、東大史料編纂所教授と時代劇研究家が語り尽くす。
歴史の流れをざっくり知るために、時代劇は最高のテキストなのです! CS「時代劇専門チャンネル」チャンネルガイド人気連載、大幅加筆にて書籍化。
第1章 あのヒーローと残念すぎる史実(鬼平犯科帳、大岡越前、水戸黄門、忠臣蔵、宮本武蔵)
第2章 アウトローが動かした歴史の時の時(鼠小僧、剣豪、無宿人、忍者、浪人、柳生一族、かぶき者)
第3章 教科書では学べない偉人の別の顔
(松平長七郎、真田一族、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、石田三成、三浦按針、徳川吉宗、浅井三姉妹、平清盛、白虎隊)
第4章 庶民の暮らしが歴史を作った
(小石川養生所と町医者と奥医師、富くじ、髪結い、吉原の言葉、長屋、水呑み百姓、離婚、火消し、金貸し、江戸の金/大阪の銀、南蛮貿易、お伊勢参り)
第5章 武家社会は現代より生きやすいか
(犯科帳/捕物帖に見る事件、奉行所、江戸の身分制度(武士、象)、家老、参勤交代、大奥の開かずの間)
「水戸黄門」にしても「鬼平犯科帳」「必殺仕掛人」にしても、ストーリー展開はワンパターンです。
なぜか? 「こんな人でいてほしい」「こんな展開なら盛り上がる」という願望から発した脚色がそうさせているようなしてないような・・・。それが次第に「史実」のように伝わってきて
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