… … …(記事全文3,195文字)「食の属国日本: 命を守る農業再生 前編」(鈴木宣弘著・1760円・三和書籍)
★農を守ることこそ真の国防
★「農業基本法」改正から読み解く
★緊急レポート「令和の米騒動」収載
「日本の農業は、世界で最も過保護である」と日本国民に長らく刷り込まれてきた。
だが、実態は全く逆なんです。
「世界で最もセーフティネットが欠如している」のが日本の農業です。
「対策はせずに疲弊させて、有事には罰金で脅して作らせればいい」わけがありません。
「閉鎖的な農業戦略にショック療法を」というかけ声の裏側にある各国の食戦略のウソを読み解き、時代じだいの食戦略とその結末を歴史的に振り返り、アメリカンスタンダードにノーをつきつけるヨーロッパスタンダード。安全基準をも含めた食戦略の日本の、そしてアジアのあるべき姿を徹底して考える1冊です。
規制緩和で食料関連の市場規模はこの30年で1.5倍に膨らむ一方、食料自給率は37%まで低下。農家の総収入は13.5兆円から10.5兆円に減少。低賃金に、農業従事者の高齢化と慢性的な担い手不足もあいまって、農業消滅が現実化しています。
世界のどこかで有事、異常気象、天変地異が起きれば最初に飢えるのは日本、そして東京、大阪です。
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