… … …(記事全文4,212文字)「櫻川イワンの恋 後編」(三田完著・1760円・文藝春秋)
「ダイナブラザーズとはお仕事なさいませんの」
「川田さんはラジオ東京(TBS)ともっかお付き合いが続いているから、なかなか内幸町(NHK)には足を向けてくれないんだ。お姐さんはダイナブラザーズが好きなのか?」
「ファンです。戦争前から川田先生の」
「浅草で名を売ったからね。エノケンや二村貞一の後輩だ」
「キー坊、かっぽれと都都逸もいいけど、ちょっと飽きたね。もっとモダンな出し物を披露しとくれ」
馴染んだ今、川田義雄あらため晴久は「きくゑ」のことを「キー坊」と呼ぶようになった。
「あきれたぼういず」が浅草でメキメキ頭角を表して以来、舞台に映画にレコードに多忙な毎日。
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