… … …(記事全文3,580文字)「誰も書かなかった昭和スターの素顔 後編」(酒井政利著・748円・宝島社)
コロムビアレコードも1967年10月退職。CBSソニーに転職。
7000人の応募。採用わずか12名。
最初に手がけたのはジャニーズ事務所の4人組。フォーリーブス。メリー喜多川さんの印象も述べてますがいずれお話します。
「仕事にのめり込み周囲が見えない。ものすごいスピードで次々に処理していたようですが、自覚なし」
そんな時にアングラ劇団「天井桟敷」の芝居を見た。まったくの偶然。アイドル路線とは対極にある。主宰者寺山修司に会いたいと願うもけんもほろろ。「仕事を抜きにして遊びにいらっしゃい」と言われてほいほい出かけていきます。
「今日はレコード会社の人も来てるから一つ歌でも作ってみようか」と劇団員や研究生を集めた勉強会で、一人ずつ好きな言葉を挙げさせる。雑多な言葉で黒板が埋まる。その言葉をひとつひとつ紡いで歌を作る、という趣向。
「神田、ちょっと曲をつけてみろ」
言われた男性が曲を作る。目から鱗。この人・・・神田紘爾さん。当時、第一勧銀勤務の銀行員。後の小椋佳さん。
寺山さんに「初恋地獄篇」のレコード化を快諾してもらう。その中に入ってたのは劇団員の歌
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中島孝志(作家・コンサルタント etc)