… … …(記事全文2,240文字)「訓読みのはなし 漢字文化と日本語」(笹原宏之著・836円・KADOKAWA)
言語の差異や摩擦を和語表現の多様性へと転じた訓読みは、英語や洋数字、絵文字までも日本語の中に取り入れた。時代の波に晒されながら変容してきた訓読みのユニークな例を辿り、奥深い日本語の世界に迫る・・・とのことです。
最近、八つを「はちつ」と読んでしまう小学生がいて困る、という話を耳にしたとか。
えっ、ホントはどう読むの? いまさら驚かれても困りますが・・・北京であればバー、広東語ならバーッ、韓国であればバル、という具合にいずれも音にしか読みません。
日本語では「やっつ」と「訓」で読むのが当たり前です。
訓読みを認めた日本ならではの字に「バラ」という字があります。漢字で書くといかにも「薔
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中島孝志(作家・コンサルタント etc)