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中島孝志(作家・コンサルタント etc)

中島孝志

「食料危機という真っ赤な嘘」(池田清彦著・1870円・ビジネス社)

「食料危機という真っ赤な嘘」(池田清彦著・1870円・ビジネス社)

「食料は輸入に頼らざるをえない」は日本政府自作自演のインチキ!

□遺伝子組み換え作物は将来、人体に悪い影響が出る。

□昆虫食は国連に押し付けられた野蛮でまずい食べ物。

□使っている農薬をみても国産作物が最も安全。

これらは全部ウソ!!

米国の余剰作物のはけ口を拒めば日本の食料自給率100%は夢じゃない!

日本の喫緊の課題は、輸入に頼りすぎているタンパク源の自給自足対策だ!

食料自給率を上げる可能性を持つ、遺伝子組み換え作物、昆虫食、養殖魚、培養肉、野菜工場などについて徹底解説・・・とのこと。

わが国の食料自給率はカロリーベースで38%と先進国で最低水準です。

米国は115%、カナダ221%、フランス117%、ドイツ84%、イタリア58%、最も低い英国でさえ54%。

わが国より低いのは韓国34%と台湾32%しかありません。

もし戦争や災害で海外から食料が入ってこなくなったら、国民が飢えてしまう恐れがあります。

ところで、「カロリーベースの食料自給率」とは1人1日あたり国産供給カロリーを、1人1日あたりの供給カロリーで割った値です。言い換えれば、国民に供給される食料のカロリーに対する、国産で供給できる食料のカロリーの割合、とされています。

22年度の1人1日あたり供給カロリーは2260キロカロリー。1人1日あたりの国産供給カロリーは850キロカロリー。自給率は37.6%。四捨五入して38%というわけです。


「食料危機だ」と叫ばれてきた理由は、輸入依存という現実問題があるからです。

少子高齢化と同じく、食料自給率下落は食い止められません。ならば、スパッと諦めてグローバルサプライチェーンを強化していく方が現実的ですよね。

農業国と仲よくしよう、これが現実的です。

仙台名物の牛タンにしてもほとんど外国産です。米国産か豪州産もしくはニュージーランド産です。国産牛タンはめったにありません。

そもそも牛のタンは一頭からほんの少ししか獲れません。仙台だけでなく、全国に格安で提供するなんて輸入品に頼らないとできるはずがありません。

焼き鳥にしてもブラジルあるいはタイです。世界有数の鶏肉生産国ですから、マクドナルドの

… … …(記事全文2,191文字)
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