… … …(記事全文3,032文字)「食料危機という真っ赤な嘘 後編」(池田清彦著・1870円・ビジネス社)
さて、食料輸出の最大の利点はどこにあるのでしょうか?
いざとなれば国民の食料にできることです。
人類の歴史は食料とエネルギーを奪い合いでした。現在も世界では戦争が続いています。
西側諸国はSDGs持続可能な開発目標、と言い出したのも、なんのことはない、OPECプラスなど産輸国の力を殺ぐためにほかなりません。相変わらず食料とエネルギーの奪い合いをしているのです。
ロシアが2年近くウクと戦争を続けられるのもエネルギー自給率が200%もあるからです。インドや中国に売って戦費を調達しています。そして食料自給率が高いおかげです。
南海トラフ巨大地震と富士山の噴火のリスクがわが国にはあります。
この30年以内にマグニチュード8-9クラスの地震発生率は70-80%もあります。とくに2038年がリスキーだという話があります。
前回の南海トラフ巨大地震は1946年=昭和南海地震です。1m15cm隆起して徐々に戻ってきた。それがちょうど元に戻るのが2038年。揺り戻しで巨大地震が起きる、という正確なサイクルがあります。
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中島孝志(作家・コンサルタント etc)