… … …(記事全文2,460文字)「愛は魂の奇蹟的行為である 後編」(なかにし礼著・2090円・毎日新聞出版)
人生というのは味なものですね。霊妙なものだと思います。
けっして平たんでないことはみなさんおわかりの通り。平たんでないどころか、山あり谷あり洞穴もあればクレバスもあり、とんとん拍子もあれば3回休み、振り出しに戻れもあり・・・。
この人の人生を垣間見ると、幸運と悪運がコインの裏表。自殺も考えた、というほどですから、心身、金銭・・・追い込まれたのだと思います。
けど、人との出逢いで想像もできない「方向」へといざなわれてしまいます。
ホントに人生でいちばんおもしろくて怖いのは人との出逢い、邂逅だとつくづく思います。
学費を稼ぐためシャンソン喫茶ジローでボーイとして働いたのを縁に、訳詞家として世に出ます。これがすべての始まり・・・かもしれません。
さて、黒柳徹子さん主演の海外コメディシリーズ。第1回は「レティスとベッジ(1989年)」に始まり、「マスタークラス」「マレーネ」「カラミティ・ジェーン」などの傑作を世に出して30年続き、ファイナル公演。
それが「ライオンのあとで」という作品。
脚本ロナルド・ハーウッド。舞台も映画も絶賛され数々の賞をもらった「ドレッサー」で名を成しました。映画「戦場のピアニスト」「潜水服は蝶の夢を見る」などの脚本でも有名です。
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