… … …(記事全文2,463文字)「家族でテキ屋をやっていました 前編」(高里杏子著・792円・彩図社)
「はい、ウマイよ、できたてだよ!」
「大たこ焼き、6個で500円だよ!」
日本の祭りを盛り上げるテキ屋の屋台。
しかし、行政による締め付けが厳しくなった昨今、徐々にその姿を減らしている。
そもそも、テキ屋はいったいどのような組織なのか?
どうやってテキ屋になるのか? 扱う商品は誰が、どうやって決めているのか?
商売をする上での縄張りは? そしてどれくらい儲かるのか?
日本の風物詩であるテキ屋、これまで明らかにされてこなかった実態を、テキ屋一家に生まれ育った著者が赤裸々に描く・・・とのこと。
テキ屋殺すにゃ 刃物はいらぬ 雨の3日も降ればいい
こんな戯れ歌があります。
私、高校時代、テキ屋でバイトしてました。
某組織なんですけどね。1日10000円。当時、高校生の時給の相場が300円とかですよ。実働6時間で万札もらえるんですからありがたいありがたい。
バイト代どうするか? バイク欲しくてね。結局、買いませんでした。買ってたら暴走族に入ってたかもしれませんね。女の子を後ろにのっけてその子を妊娠させて高校中退とか・・・進学とはちがうコースだったかもしれません。あるいは同じような人生を歩いていたかもしれません。
夏祭りで売ってたのはヨーヨー釣り、焼きとうもろこし・・・。
ヨーヨー作りは巧いもんですよ。適量の水を入れて作らないと適当にバウンドしなくなります。飽きると多めに入れたり、少なめにしたり、ちょっと遊んでました。
焼きとうもろこしの場合、お祭りが始まるとすぐには売れません。お腹空いてないからでしょうね。
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中島孝志(作家・コンサルタント etc)