… … …(記事全文3,246文字)「オーラの運命(さだめ)―この世もあの世もバラ色にする黄金法則 後編」(丹波哲郎著・1650円・双葉社)
「死んで最初に行く精霊界には残存性欲の森があります」と丹波さん。
残存性欲? なにそれ? 性欲が残ってる、という意味? つまり、性欲の虜になることを指します。
入口である聖霊界に行くと、霊界に行くのか地獄に行くのかその審判がくだされます。同時に性欲についても試されます。これが残存性欲の森です。
SEXにのめり込んでしまうと、「こいつはダメだ」と判断されてしまうわけです。こういう霊はいつまでたっても霊界へは行けないそうです。危ないですよ、困ります。
そのためにも現世でSEXをおろそかにしてはいけないらしいです。
この理屈わかります? 実はこのSEXという営みには相手の霊を自分の中に引きこんでしまう作用があるそうです。男にも女にも言えます。いい霊ばかり引き込むとは限りません。とんでもない悪霊に汚染されたケースも少なくありません。
ある女性は、相当数の男性と関係したにも関わらず、心身ともに全く異常がない。幸運ですよね。運がいい。
愛されたいと願うことは普通だと思うんですが、どうもそうではないらしい。他人から愛を奪うことであり、ぶっちゃけ、愛されることより愛する方がずっと大事なんだそうです。
へえ、愛されることのほうが大切だと思ってました。逆なんですね。
「結婚は相性の合う男女がするものだ、と言われますが、これは大いなる間違いです」と丹波さん。
そもそも結婚とは「する」ものではなく、霊界の意思によってさせられるものらしい。
はるか以前から、誰と誰が夫婦になるかならないか、あらかじめ決められているそうです。
なるほど、中島みゆきさんの「♪糸」ですか・・・赤い糸で結ばれているとか。ロマンチックに過ぎる表現がありますけど、それに近いと思います。
結婚もまた修行なんです。トラブルも絶え間なくあります。愛する者同士が一緒になって、喧嘩や言い争いをするために一緒になったわけじゃない。でも、いつもトラブル。
これ、実は修行だからです。ドロドロした関係から逃げているようではダメ。修行も何もあったもんじゃありません。
では、仲のいい夫婦が霊界に行ったらどうなるか? まるっきり赤の他人。そんなもんです。
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中島孝志(作家・コンサルタント etc)