昨日、山本周五郎の柳橋物語を観劇。大火災、近親者の離別、遠距離恋愛と誤解、世間の眼など数々の苦難に苛まれる主人公おせんの心理劇だ。まるでロメオとジュリエットみたいに運命の糸のもつれから、実るはずの恋愛がおしまいとなる。
人生には波があり、良いことも悪いこともある。悪いことを顕微鏡で観ると、万事休すとなる。一方、良いことを望遠鏡で観ると、なあんだということになる。ヒトには個性があり、どう思うのも自由だが、案外、良いことを顕微鏡で見て、悪いことを反省しつつも望遠鏡で見てゆけば、気楽ではないだろうか?
運悪い時は修行、学習の時とし、運良い時は慎ましい姿勢で大いに喜ぶ。どんな災難にあっても、逞しく生き抜くおせんちゃんに学んだ次第である。和泉妃夏さん演じるおせんは名演である。本日が千秋楽!
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