… … …(記事全文2,702文字)「映画のキャッチコピー学 (映画秘宝セレクション) 前編」(樋口尚文著・2222円・洋泉社)
調べ尽したり!映画の宣伝コピー100年分!
観客を呼び込むためにひねり出された、宣伝マンたちの情熱と迷走の結晶!
その膨大な惹句を引用し、さまざまな切り口や手法を読み解いた画期的映画研究書の誕生。
【はじめに ―― 映画宣伝とコピーのクロニクル】
【第一章 映画コピーの核】
いかなる惹句=コピーであろうと、その映画がどんなジャンルに属し、んな世界観をもっているのか?期待に応えるクオリティがあるのか?
といったことを力づよく牽引しながら、もしくはしみじみと共感を誘いながら観客に伝える必要がある。
そこが言わば映画コピーのベーシックな「核」である。
●品質感と本格感/●ジャンルと需要/●世界観/●共感と牽引
【第二章 映画コピーのアプローチ】
映画コピーには実に多様な切り口がある。作品のスケール感やメジャー感を訴えたり、主演のスタアの魅力を売りにしたり、場合によっては本来とは異なるイメージに作品を組み替えたり、とにかく観客を劇場にまで呼び寄せるためにさまざまなアプローチが試されてきた。
●スケールと物量/●スタアの魅力/●上映方式/●箔づけ/●煽動と煽情/
●流行感とメジャー感/●不明性と期待感/●禁止と限定/●仕掛けとパッケージ/
●組み替え/●時事性/●見世物性/●便乗とパロディ/●ドキュメント感/
本書で検証する、活力に満ちた映画のキャッチコピー群には、感動とともに「ああ懐かしい」「あったあった」と、映画が公開された当時の記憶が蘇ってきます。
コピーとは短いがゆえにインパクトがあるのだ、と再確認。
「なめたら・・・なめたらいかんぜよ」しかり。映画コピーともなるとまさしく・・・。


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