… … …(記事全文3,211文字)「映画のキャッチコピー学 (映画秘宝セレクション) 後編」(樋口尚文著・2222円・洋泉社)
「映画のキャッチコピー惹句は一般商品の販売促進コピーとはいささか匂いが違い、言ってみれば映画コピーはもっと直感的で勢いとともに、潜在的な観客が野蛮な力をみなぎらせたものであることがある」
つまり製作側の「熱」とか「波動」を巻き散らかしている中に、みずから吸い寄せられる、巻き込まれる、という「共犯関係」があるのではないでしょうか。
まさしく「共犯」。グルです。見る側にしてみれば、「共感のネットワーク」といったものなのかもしれません。
そういう意味では、あの淀川長治さんは巻き込む力が凄かった、「サヨナラサヨナラサヨナラおじさん」です。名コピーライターでした。
あの語り口調はよく物真似されるほどでしたけど、どんな弁士もかなわない名調子でしたね。「映画解説」といえば淀川さん。いまだに日本一では?
芥川龍之介の名作!芸術の香り高き黒澤明の野心的時代劇!
1950年公開の『羅生門』のコピーです。とってもシンプル。いまだと当たり前すぎてそんなに響きません。




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