… … …(記事全文2,512文字)「沈黙のファイル 「瀬島龍三」とは何だったのか 前編」(共同通信社社会部・1100円・朝日新聞出版)
敗戦・シベリア抑留・賠償ビジネス・防衛庁商戦・中曽根政権誕生……。
元大本営参謀・瀬島龍三の足跡はそのまま、謎に包まれた戦中・戦後の裏面史と重なる。
エリート参謀は、どのように無謀な戦争に突っ走っていったのか。 なぜ戦後によみがえり、政界の「影のキーマン」となりえたのか。 幅広い関係者への取材により、日本現代史の暗部に迫ったノンフィクション。 日本推理作家協会賞受賞。
30歳で事実上「対米英戦の作戦主任」となり、陸軍大学校開校以来と言われた頭脳は・・・400万人の軍隊の生死を左右した。
戦後11年間のシベリア抑留を経て、伊藤忠商事に入社すると、10年で専務、20年で会長。さらに中曽根康弘、竹下登など、「首相の指南役」「政界の影のキーマン」と呼ばれるまで出世階



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