… … …(記事全文3,856文字)『カラー新版 人名の世界地図 前編』(21世紀研究会著・1595円・文芸春秋)
キラキラ・ネームが続々誕生している日本に対し、欧米の命名は保守的。
現代においても、民族、宗教、地域社会などに根差して名前が付けられている。名前と発音から、どういう出自の人なのかを推理できる。つまり、それほど人名には民族の出自や文化が色濃く反映されている。
2001年の発売以来、17刷の超ロングセラーに、アジア・アフリカ・イスラム世界の人名を大幅に加筆。カラー新版として生まれ変わった。
人名の謎はこの一冊で完全網羅。世界の命名事情を理解すれば、映画も小説ももっと深く楽しめる。
世界各国の人名の由来・歴史がわかる「大索引」つき・・・とのこと。
序章 外国人名との出会い
第一章 名前にこめられた意味
第二章 聖書がつくった人名の世界地図
第三章 ギリシャ・ローマの伝説
第四章 花と宝石に彩られた女性名の反乱
第五章 ケルト民族は生きている
第六章 バイキングたちが運んだ名前
第七章 名前でも迫害されたユダヤ民族
第八章 姓氏でわかった中国三〇〇〇年史
第九章 先祖の名とともに生きる朝鮮半島の人びと
第十章 アジア・アフリカの人名地図
第十一章 アッラーの御名におけるアラブの人びと
第十二章 黒人奴隷に押し付けられた名前
大索引 人名は「意味」の宝庫
旧版から新版へとバージョンアップしてます。具体的にはカラー化、150頁分追加、そしてアジア、アフリカ、イスラム関連を増補したとのこと。450頁ありますからなかなか読み応えがありますし、データバンクとしても使えます。
ま、ネットの方が実際的ですけどね。
さて、大昔、編集者時代に通いに通った「大宅壮一文庫」があります。あのジャーナリスト大



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