… … …(記事全文2,833文字)「裁判長の泣けちゃうお説教 法廷は涙でかすむ 前編」(長嶺超輝著・979円・河出書房新社)
「困ったときは、私に会いに来てもいい」
「裁判所としては、控訴を勧めたい」
判決言い渡しのあと、被告に裁判官が語りかける説諭。そのなかから、「沁みる」言葉の数々を厳選。
消防士によって無事に救出された男性が病院のベッドで意識を取り戻した。そばに座っていた奥さんの姿を見ると、突然。両手でシーツをつかんで号泣。
「ごめんごめん・・・死ねなかった」
持病で体の自由が利かない。無理をして寝室や仏前に灯油を撒いて火を放ったのです。
自責と後悔の念で押し潰される。人目もはばからず泣きじゃくる夫の手を、妻は黙ったまま優しく握るだけ。



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