… … …(記事全文4,831文字)「出禁の男 テリー伊藤伝 完結編」(本橋信宏著・2041円・イースト・プレス)
「俺、革命を起こして見せますから」
内心は不安とのせめぎ合い。テレ東の「いじわる大挑戦」企画はますます過激化の一途をたどり、ほとんど実現不可能なまでにエスカレート。奮闘の毎日で耐え切れずに消えていくADたちもたくさん。
そんな中、「稲川淳二のマムシ4000匹のプールを渡って来い」というとんでもない企画が実現。想像するだけで気持ちわるー。私、チビの頃、マムシはよく食べてましたけど、補備は大嫌い。触るのもダメ。食べたり、マムシ酒は動きませんからね。これ、平気。毒を吐かせて呑む。
群馬県で陶陶酒を製造しているジャパンスネークセンターにはマムシ酒を作るためにマムシがたくさん。ここのマムシ4000匹をプールに流したロケ=マムシプールに飛び込む映像もすごいけど、よくまあこんだけ集めたな、と驚きます。集めたというか、集まってるところを知っていて企画を実現させてやろう、という執念が凄い。
意を決した稲川淳二さんがプールに飛び込むとカオス。絶叫とともにマムシがうねる。
当時のADは高橋がなりさん(現ソフトオンデマンド創業者・農業ファーム主宰)が段取りをつけ




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