「出禁の男 テリー伊藤伝　後編」(本橋信宏著・2041円・イースト・プレス)
伊藤輝夫青年。早実なのですけど、大学は日大経済学部。その同級生が小石川の高台にある、伝通院近くの三畳一間に暮らしてた。隣部屋は同世代の若い女性。付き合いだして婚約しちゃった。彼女の友達が銀座の花屋で働いていた。劇場に花を届ける注文がたくさん。自然と芸能プロダクションのお客さんが多くて顔見知り・・・。
その中に大手芸能のマナセプロがあった。坂本九、水原ひろし、山下敬二郎、森山加代子、九重由美子、ジェリー藤尾、そして西田ひかる、なんてのが所属している老舗。
「テレビ業界に入りたいっていう子がいるんだけど」と社長に相談してくれた。すると、その人、日本テレビの有名プロデューサー井原孝忠さんを紹介してくれた。

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