… … …(記事全文2,651文字)「墓じまいラプソディ 前編」(垣谷美雨著・1760円・朝日新聞出版)
「夫の墓には死んでも入りたくない」義母の遺言から始まった墓問題。
それは親類や子供たちを巻き込み、墓の必要性などを考えるきっかけになっていく。
「遺骨は燃えるゴミで」と言いたくなるほど面倒な、明日は我が身の墓騒動小説。
ホントに明日はわが身なんですけど・・・。
「母ちゃんが病院のベッドで言ったんだってさ。松尾家の墓には死んでも入りたくないだって」
あれほど完璧な良妻賢母に見えた姑が・・・。姑が実は姑舅の2人が大嫌いだったとは!つまり、彼らが生きてる間、何十年も恨みを溜めて生きてきたってこと?
人間て、どうしてこうも言いたいことを言えずに我慢して生きているのか、姑の心中察すると胸が締め付けられるような思いがするとか。
この著者。のちのちエッセイ等も取り上げますけど、言いたいことを言っちゃう人なんです。
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