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中島孝志(作家・コンサルタント etc)

中島孝志

「浜木綿子 楽しく波瀾万丈 前編」 (小玉祥子著・2530円・JTBパブリッシング)

「浜木綿子 楽しく波瀾万丈 前編」 (小玉祥子著・2530円・JTBパブリッシング)

◎読売新聞夕刊 掲載(2025年7月14日)

◎毎日新聞朝刊 掲載(2025年8月4日)

――私の最初で、最後の本になります。

私の人生は面白い。とはいえ、冒険がきらいで、派手なことが好きではありません。

こんな私が70年以上もこの道を歩ませて頂けましたのは、全て皆様のおかげと感謝しかございません。(中略)

「不幸に負けない。負けるのは最大の不幸」。

私の好きな言葉です———(はじめにより一部抜粋)


浜木綿子さんというと、もともとは宝塚娘役。舞台にテレビに大活躍。そして香川照之さんの実母・・・。

『監察医・室生亜季子』シリーズ。文化庁芸術祭奨励賞(1962年・26歳)、ゴールデン・アロー賞演劇部門賞(1973年・37歳)、菊田一夫演劇賞大賞(1989年・53歳)。紫綬褒章(2000年・64歳)、菊田一夫演劇賞特別賞(2013年・77歳)。そして旭日小綬章(2014年・78歳)。

宝塚歌劇団40期生で同期生に那智わたるさんとか。入団当初は娘役として春日野八千代、寿美花代(高島兄弟の実母)などを相手に『恋人よ我に帰れ』『青い珊瑚礁』などでの演技ぶりで活躍。『がしんたれ』、『がめつい奴』など外部出演も多かったようです。

1989年(53歳)、『人生は、ガタゴト列車に乗って…』の井上マス役の演技で菊田一夫演劇賞大賞受賞。

いわゆる聞き書きということになりますね。


「猿之助さん(三代目市川猿之助→二代目市川猿翁)に仕事をしてほしい。あなたには女優として成長していってほしいんだと言われたんです。やりたくないと思いましたが、東宝に行って菊田一夫先生にお目にかかり、こういうわけで舞台に出たいのでこれからもよろしくお願いします」

「じゃ、『風と共もに去りぬ』に出るか? けど君は結婚した女優だ。魅力は半減しているからいい役はないよ」

… … …(記事全文3,502文字)
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