… … …(記事全文3,337文字)「大学教授こそこそ日記 後編」(多井学著・1430円・フォレスト出版)
「かつての早大政権学部では20年にわたり、学術論文を一つも書いていない教授がいたと話題になり、学生一流、設備二流、教授三流と揶揄された」
昨日、こんな話を著者がしてたと書きました。私、在学中に聞いたことありますし、そういう教授の講義も聞いたことあります。
ただガンガン論文を書けばいいわけでもなく、実際に論文を読んでも玉石石石混淆じゃないか、と痛感するのは私だけではないでしょう。
当時まだ著者は「博士号」を持っていなくて、私立大学に転職する時も、面接官からそこを突っこまれたといいます。
私自身、修士号しか持ってません。ま、アカデミックな世界で仕事しているわけではありませんから必要ないといおば必要ありません。周囲からもドクターもっといたほうがいいよ、とアドバイスされたことは1-2回に過ぎません。
でも著者は「いつも言われていた」と思います。
というのは、やはりアカデミックな世界で仕事するには必須だからです。事実、転職先の私立大学でも9割はドクターだ、と面接時に言われたそうです。
実業の世界では日立製作所などドクターが掃いて捨てるほどいると言われます。技術屋集団ですから当然かもしれません。でも、著者のような文科系でもアカデミズムの業種ではドクターは必須なのです。
おそらく面接官としては、ドクターとっといてくれよ、でないと、このポスドクの時代、非ドクターとドクターならドクター優先は当然だろ、面接官が独断で採用を決められるわけもなく、「教授会」なるもので議論されるとき、やはりキャリアがモノをいうのです。
論文のない人はものすごく不利です。早大政経学部で20年間も論文なし、というのはある意味、ものすごい実力者なのかもしれません。論文より単行本をたくさん出版していた・・・わけではもないでしょうけど。
私、キー局のアナウンサー幹部が大学教授に転職するので単行本を2冊出版したい、と相談さ
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