… … …(記事全文3,759文字)「組織の盛衰-決定版 完結編」(堺屋太一著・990円・中央公論新社)
ありとあらゆる組織という組織が「死に至る病」にいたる共通条件はなにか?
「機能体の共同体化」です。平たく言えば、「仲良し倶楽部」ですね。身内に甘い。都合が悪いことは隠蔽する。内部では足の引っ張り合いをしているくせに、外部からの批判や避難には一致団結してことにあたる。つまり、自己防衛意識が異常に強いのです。
外を見ない、そもそも関心がない、外の価値観など重んじない。かわりに内側ばっかり見ている。結果、内部環境に過剰に適応している。そして過去の成功体験にばかり埋没している・・・。
そんな組織ありませんか? すぐ浮かぶのは警察ですね。検察もそうですね。自分たちにはめちゃ甘いでしょ。そして体裁とかメンツばかり気にする。なぜか、出世に影響するからです。失敗するともう浮かばない。なぜなら、内部の価値観だけで足の引っ張り合いをしているからです。
警察といえば、鹿児島県警のスキャンダルがそうですね。本部長自ら隠蔽して、告発する幹部
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