… … …(記事全文2,627文字)「組織の盛衰-決定版 後編」(堺屋太一著・990円・中央公論新社)
1922年大正11年、わが国はワシントン条約によって「八八艦隊」すなわち、戦艦8隻。巡洋艦8隻の建艦計画を放棄し、「八四艦隊」に縮小せざる得ませんでした。これと並んで陸軍も4個師団の削減を実行しました。
「大正軍縮」と呼ばれるものです。太平洋戦争で敗戦するまでに日本が実現した唯一の本格的軍縮です。
これに対する恨み辛みはさすがに激しく、軍人社会に強く残ることになります。
軍縮当時の陸軍大臣は宇垣一成。12年後の昭和12年、廣田弘毅内閣総辞職の後の組閣大命を
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