… … …(記事全文3,031文字)「高峰秀子の流儀 後編」(斎藤明美著・936円・筑摩書房)
高峰秀子さんが選んだお相手は・・・脚本家・映画監督の松山善三さん。
高峰秀子さんが映画1本100万円というギャラを取っていた時、彼は月給12500円のサード助監督だったそうです。参考までに、吉田茂首相が月給4万円でした。それを考えると、そんなに低くもありません。高峰秀子さんが高すぎるんです。
彼女の周囲には彼女を食い物にしようとする人間が山のようにいたことは前回お話した通り。そういう姿を子供のころから見てますと・・・人間の姿を黙ってじっと見せながら、彼女ははっきりと金や名誉がいかに虚しいものか、そして人間にとって本当に大切なものはなにか、を悟ったのではないか、と著者は考えます。
参考までに、著者はこの松山・高峰夫妻の養女となった方です。
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