… … …(記事全文2,344文字)「深作欣二 ラスト・メッセージ 後編」(映像塾プロジェクト編集・2730円・シネマハウス)
「俺が監督した時は30歳。1つ違いの高倉健と鶴田浩二はすでに大スター。彼らはイメージが固まっていてね。注文出しても言うこと聞かない。全然面白くない。売れてない役者でいいからフレームからはみ出す役者が欲しい」
「酒飲んで喧嘩ばかりしてみなに馬鹿にされる。室田日出男という役者が好き。川谷拓三が面白かった。はみ出すどころか、あいつの場合はカメラの真正面に来ることばかり考えた。『仁義なき戦い』でちょっといい役。殺される役ですけど、それぞれ存在感がある役」
「ある映画の時は警察官の格好して、なんで出てきた?エキストラです、という。映画作りが大好きで、立って後ろ姿だけで見せればいいシーンなのに、チラチラチラチラ、カメラに映ろうとする。そういう役者」
どちらもピラニア軍団のメンバーとして大活躍しました。ショーケン萩原健一さんの「前略おふくろ様」等でもご存じかもしれません。
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中島孝志(作家・コンサルタント etc)