… … …(記事全文2,718文字)「深作欣二 ラスト・メッセージ 前編」(映像塾プロジェクト編集・2730円・シネマハウス)
日本映画界の中心的存在として長く活躍し、『仁義なき戦い』シリーズ、『忠臣蔵外伝 四谷怪談』、『バトルロワイアル』などの代表作を遺し2003年1月に逝去した、映画監督、深作欣二。
現代に贈る映画監督深作欣二の熱いメッセージ.
こういう本との遭遇がめちゃくちゃいいわけです。
きっかけは先日取り上げた「ドキュメンタリーは格闘技である」(原一男 vs 深作欣二 今村昌平 大島渚 新藤兼人)です。
縁が縁を呼ぶのも、好奇心ありきですよね。
「バスに乗り遅れるな」という流行語が戦後日本の精神的荒廃につながる、と深作さんはずっと思ってたそうです。
本書の帯コピーにもしてるほど・・・「バスに乗り遅れて悪かったな。勝手に走って行きやがれ」とね。
バスに乗り遅れるか間に合うか、深作さんにしてみれば一大事だったんでしょうね。バスのチケットは希少価値。誰でも乗れるもんじゃない。そういう時代の人ですから。
団塊の世代もそうです。猛烈な競争社会。人数ばかりがいた。だから団塊というわけです。
では、「バスに乗り遅れた人々」はどういう人たちなのか? 大学は出たけど就職先は全くな
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中島孝志(作家・コンサルタント etc)