… … …(記事全文3,127文字)「西洋の敗北 日本と世界に何が起きるのか 前編」(エマニュエル・トッド著・2860円・文藝春秋)
ロシアの計算によれば、そう遠くないある日、ウクライナ軍はキエフ政権とともに崩壊する。
戦争は〝世界のリアル〟を暴く試金石で、すでに数々の「真実」を明らかにしている。
勝利は確実でも5年以内に決着を迫られるロシア、戦争自体が存在理由となったウクライナ、反露感情と独経済に支配される東欧と例外のハンガリー、対米自立を失った欧州、国家崩壊の先頭を行く英国、フェミニズムが好戦主義を生んだ北欧、知性もモラルも欠いた学歴だけのギャングが外交・軍事を司り、モノでなくドルだけを生産する米国、ロシアの勝利を望む「その他の世界」……「いま何が起きているのか」、この一冊でわかる!・・・とのことです。
ウク戦争におけるロシアへの経済制裁は、逆にヨーロッパ経済をストレス状態に陥れてしまいました。ロシアを叩き潰そうと制裁したら、かえってヨーロッパが潰れてしまったのです。
バイデンに付き合った各国首脳は一人残らず表舞台から消えそうです。
マクロンの非合理的な行動は国民議会(下院)解散、そしてカオス状態の原因の一部はこの戦争が起き起こしています。
日本はドイツと同じくNATOが崩壊することで米国支配下から解放されるでしょう。しかし、日本はそれによって韓国とともに中国と独力で向き合わなければならなくなります。
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中島孝志(作家・コンサルタント etc)