… … …(記事全文2,483文字)「名著の話 僕とカフカのひきこもり」(伊集院光著・1650円・KADOKAWA)
「この孤独わかるよね」 ──本の話をすると、もう孤独じゃなくなってる。
NHK「100分de名著」で出会った約100冊より、伊集院光が、心に刺さった3冊を厳選。名著をよく知る3人と再会し、時間無制限で新たに徹底トークを繰り広げる、100分de語りきれない名著対談!
■川島隆(京都大学准教授)と語る、カフカ『変身』
──“虫体質な僕ら”の観察日記
■石井正己(東京学芸大学教授)と語る、柳田国男『遠野物語』
──おもしろかなしい、くさしょっぱい話たち
■若松英輔(批評家、随筆家)と語る、神谷美恵子『生きがいについて』
──人生の締め切りを感じたとき出会う本
カフカの「変身」。学生時代に読みましたよ。ある朝、突然、毛虫になっていた、というとんでもない話。
時代閉塞、不条理だとかいろいろテーマはあるんでしょうが、ムンクの「叫び」と同じで、普通の人が書く内容ではないな。頭のいかれたパラノイアか? そう感じたことを覚えています。
ま、奇妙な人物ですが、どうも他人とは思えない。近しい、もしかすると、私か? そう感じるところも少なくありません。
「1年で友達100人作る」と言って本当に実行するのが、川島先生の兄だったそうです。それに
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中島孝志(作家・コンサルタント etc)