… … …(記事全文3,404文字)「教養としての金利」( 田渕直也著・1870円・日本実業出版社)
めちゃくちゃ長いですが、面白いと思います。
大好評既刊『教養としての○○』シリーズ第6弾!
金利の意義、しくみ、歴史的背景などが深くわかる!
世界的に広がっていた金融緩和政策がにわかに転換の兆しをみせ、米国の利上げや日銀の出口政策にも注目が集まっているなか、金利について学ぶことは金融の基本ともいえます。そして金利を糸口として、広く経済を読み解くこともできます。
金融関連書で多くの良書を著し、読者からの支持が非常に高い田渕直也氏が「教養」という切り口から、そのポイントをわかりやすく解説する、面白いのに読み応えのある入門書です・・・とのことです。
金融には大きく分けてデット=債務。そしてエクイティ=自己資本があります。 デットとは銀行からの借り入れや債券発行などによって得るお金のことで、この部分に金利が大きく関わってきます。
世界最古とされるのが11世紀、宋時代の中国で発行された交子。 これは既に流通していた硬貨の預かり証で、いつでも指定された硬貨と交換可能なものでしたが、この預かり証がお金そのものとして使われるようになっていきました。金現物と預り証。ロスチャイルドと同じです。
米国では1979年頃からかつてない規模による金融引き締め政策が発動されました。 当時、Fedの議長に就任したのがポール・ボルカー。「インフレファイター」と呼ばれ、世界中に影響を与え、世界同時不況と呼ばれる厳しいリセッションを早々に2回も招きましたが、平気の平左でインフレ退治に邁進したのです。
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中島孝志(作家・コンサルタント etc)