… … …(記事全文3,395文字)「思いつきで世界は進む」(橋本治著・858円・筑摩書房)
追悼 橋本治さん。橋本さん、最後の時代診断となります。
遠い地平を俯瞰的に眺めて、想像力だけを地に下して現実を低く見るという姿勢で書かれた時評集。
本書は「ちくま」巻頭随筆、2014年7月号から2018年8月号までの連載をまとめたものだそうです。
西城秀樹が死んだ。63歳だった――というニュースを聞いたら、朝丘雪路が死んだ、星由里子が死んだというニュースも続いて、テレビの『徹子の部屋』は追悼番組が立て続けになった。
なんでこんなに人が死ぬんだろうと思ったら、平成30年5月は、平成が終わる「最後の1年」に突入した時期だった。今上天皇(当時)の退位はあらかじめ決まっていて、なんとなく平成は自動的に終わるもんだと思っていたけれど、人が立て続けに死んで行くニュースに接して、改めて「あ、一つの時代が終わるんだ」と思った。(中略)多分、人はどこかで自分が生きている時代と一体化している。――本書収録「人が死ぬこと」より・・・。
西城秀樹さん、新横の大手家電店のエレベーター内で遭遇したことがあります。ご家族連れで、かなりのおしゃべりとお見受けしました。気取らない感じのいい人でしたね。ファンが多いのもわかります。
芸能本で取り上げたことがあると思いますけどね。
さて、都知事選、6/20告示です。小池さんいつもは後出しじゃんけんなんですけど、レンホーさんに引きずられてしまったんでしょうか・・・。
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中島孝志(作家・コンサルタント etc)