… … …(記事全文1,850文字)「金融大波乱 ドル・円・人民元の通貨戦争が始まった 前編」(宮崎正弘・田村秀男著・1760円・徳間書店)
「習近平のサウジ電撃訪問が世界を驚かせた。会談のテーマが、石油の人民元決済だったからだ。ドル以外の通貨での石油決済は、米国のドル一極支配体制を脅かす政治的挑戦だ」
現状、人民元はドルを裏付けとする通貨にすぎません。しかし、中国の「一帯一路」プロジェクトではすでに人民元とのスワップを実施している国が出てきています。
ウク戦争の結果、ロシアの石油決済はルーブルと人民元で取引されています。
そこにデジタル人民元決済がからんでくれば、ドル覇権にとって重大な脅威となります。
人民元は国際決済通貨としてドルを駆逐するのか? 住宅バブルでかろうじて支えてきた中国経済がついにバブル崩壊。習近平体制は終わりなのか・・・。
いま米中は「新冷戦」に突入。米国とりわけバイデンにとっては、中国は経済的利益の源泉でもあります。
ドル・円・人民元の通貨戦争。さーどうなるのか?
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中島孝志(作家・コンサルタント etc)