… … …(記事全文1,998文字)「教室に雨は降らない」(伊岡瞬著・836円・KADOKAWA)
あの伊岡瞬さんの作品なんですよね・・・「家庭と学校の闇を照らす、希望の連作ミステリー!」だとか。
主人公は公立小学校で音楽の臨時講師として働く23歳。音楽家の親の影響で音大を卒業するも、流されるように教員の道に進んでしまう。
腰掛け気分で働いていたけど、学校で起こる予想外のトラブルに巻き込まれていきます。毎度毎度のモンスターペアレント、いじめ、無気力教師、学級崩壊・・・子どもたちのSOSサインを見抜き、手探りで解決していく中で、彼が見つけた真実とは?
「曇りがちな私たちの心を晴れやかにする、希望の連作ミステリー」だとか。
いろいろ悩んだってしかたない。ロックンロールをしたかったけど、主人公が生まれる前にサラリーマンになりきった父親の言葉。
明日の雨は、明日にならなければ降らない。
そして、降らない。
昔、教師と乞食は3日やったらやめられない、という言葉がありましたけど、実際に飛び込んだ主人公が感じたことは・・・教育現場が荒れているとは聞いていたけど、予想とは違った意味で歪んでいるのではないか・・・。
モンスターペアレンツ。心が壊れて余裕ゼロの親というより大人はたくさんいます。
ほぼ毎日配信!年3000冊読破の読書王・中島孝志の読む!見る!通勤快読宅配便
中島孝志(作家・コンサルタント etc)