… … …(記事全文2,820文字)「EV推進の罠 「脱炭素」政策の嘘 後編」(加藤康子・池田直渡・岡崎五朗著・1520円・ワニブックス)
重要な話ばかりの本書ですが、今回は最新のお話をしたいと思います。
3年前に、北陸の豪雪で1500台の自動車が数日間立ち往生した、というニュースが流れました。
雪国はスキーやかまくら等の遊びを満喫できますけど、立往生とか雪かきとか、毎日毎日、大変な重労働。子供の時から見せつけられたら、大人になったら雪の降らない南国で暮らそう、せめて東京や大阪で仕事しよう、となるかもしれません。
いまや都心ですら過疎化。少子高齢時代ですから住民の奪い合いがすでに激化しています。北陸は大変です。
わが国は世界でも有数の豪雪地帯てす。大地震、台風、大雪や水害など自然災害もたくさん。車がすべてEVになったら、あの立往生の自動車に、自衛隊が電池を配給できるのか・・・300キロもあるんですよ。
さて、雪道で凍結するとどうなるか? つい去年までEVが盛り上がっていたノルウェーやスウェーデンも財政悪化で補助金、税サービスを打ち切るや、あっという間に下火になってしまいました。
なーんだ、やっぱりEV人気はあだ花だったんだ・・・。新しもの好きで見栄っ張りの中国人しか飛びつかなかった。どう考えても地球環境改善に貢献するようなタマてはありませんから。
米国EV需要も激減しています。
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中島孝志(作家・コンサルタント etc)