… … …(記事全文2,952文字)「歌謡曲から「昭和」を読む」(なかにし礼著・770円・NHK出版)
流行歌はいま、どこへ行ってしまったのか・・・。
「歌は世につれ、世は歌につれ」とよく耳にする。それをそのまま具現化したのが「歌謡曲」というジャンルであり、「昭和」という時代だった。
あの“特別な現象”はどうして起こりえたのか?
数々のヒット曲を量産した実作者が、自身の体験や視点を踏まえながら「昭和歌謡」の真髄へと迫る・・・とのこと。
「ヒットを狙って星の数ほど売り出される歌の中で、本当にヒットしたのは極わずか」
著者の場合なら25年間の作詞家生活で3000曲。訳詞を合わせれば4000曲。うちヒット曲と呼べるのは300。今もカラオケで歌われる曲は100。
それ以外は虚しく埋もれてしまった・・・これでも打率はかなり高いほう。
「一つ確かなことがあります。大ヒットした曲は多かれ少なかれ時代をつかんでいます 。その
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中島孝志(作家・コンサルタント etc)