… … …(記事全文2,487文字)「生きるということ 後編」(なかにし礼著・1760円・毎日新聞出版)
さて、なかにし礼さんのご両親は、北海道から満洲に渡ります。満洲の牡丹江で造り酒屋を始めます。
これが大成功。一代で財を成します。満洲成功組の1人でした。
たくさんの満洲人、中国人、朝鮮人を雇います。もち、内地からはたくさんの日本人が働きに来ていました。
つまり、なかにし礼さんはお坊ちゃんだったわけです。
世が世であれば・・・敗戦がなければ・・・その後の人生は大きく変わったでしょうね。結局、すべての財産を投げ捨てて、父親は命を失って、文字通り命からがら日本に引き揚げてくるのですから・・・。
なかにし礼さんは日本人です。だけど、日本で育たず大陸育ち。日本のことなど何一つわから
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中島孝志(作家・コンサルタント etc)