… … …(記事全文2,314文字)「生きるということ 前編」(なかにし礼著・1760円・毎日新聞出版)
ガン再発で闘病中だったなかにし礼さん。「生きるということ」の根源を見つめ、書き進めたエッセー集です。
2013年、陽子線治療でガンを克服。「サンデー毎日」を舞台として、社会的発言や平和に向けた提言を続けて注目を集めました。
当時、再び自らの命の危機と向き合うなかで、平和から遠ざかりつつある日本社会でいかに生きるべきか、また、常識に縛られずに異端として生きる醍醐味とは何かを語り尽くす・・・とのこと。
主義主張は真逆ですけど、また、歴史的に大間違いしている点も少なからずありますが、好きなエッセイです。伊集院静さんと並んで好きなエッセイストです。
「私は生きて帰ってくることを全く予定に入れない覚悟を決めた。スマホのメールはみな消去。保存画像もすべて削除。死後、トラブルが一切起きないように。まさに人生にさよならを告げる行為であり、あまり気持ちのいいものではない」
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中島孝志(作家・コンサルタント etc)