… … …(記事全文3,208文字)「安倍晋三vs財務省 前編」(田村秀男・石橋文登著・1980円・扶桑社)
国益、省益、権謀術数、出世、自己保身……首相退任後、安倍晋三さんが財務省を非難した、ほんとうの理由を徹底的に明らかにする!
ベストセラー『安倍晋三 回顧録』で国民に衝撃を与えた、安倍さんの〝財務省不信発言〟
日本経済の分岐点を何度も世界各地の現場で体験してきた経済記者と、安倍総理に最も近いところにいた政治記者が、安倍さんの真意と財務省の実態を包み隠さず語り明かす全国民必読の書!・・・とのことです。
「宏池会政権って本当に駄目だな」
安倍さんはずっと怒っていた。2021年10月1日、岸田文雄さんが自民党総裁に就任し、10月4日に首相に就任以来、ずっと怒っていた。
実は、この男に禅譲しようと考えていた時もあったそうですね。
新型コロナ禍さえなければ、自らの自民党総裁任期=2022年秋までに憲法改正をやり遂げる腹づもりだった。
なぜか?
国会発議半年以内に行われる「国民投票」に自信なし、だったから。というのも、リベラル勢力は、憲法改正を安倍闘争と位置付け、国民投票を改憲の是非ではなく「安倍晋三の是非」に争点をずらすのは必然だったからです。
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中島孝志(作家・コンサルタント etc)