… … …(記事全文2,965文字)「六角精児の無理しない生き方 後編」(六角精児著・1430円・主婦の友社)
「ずっと長いこと、演劇部という部活動に励んでいるようなもんなんです」
「鉄道好きのくせに敷かれたレールの上を全く通ってこなかった」
鉄道好きにはいろいろありますが、六角さんは「呑み鉄」。NHKテレビでもお馴染みです。もちろん、私、すべて見てますし、録画してます。衛星とかですと何度も放送されてますが、その都度、見てます。酒を見てるのか、いえいえ六角さんを見てるんです。
放送中に六角さんがピックアップしたカントリー&ウエスタンがなんともいいんですよね。
そういえば、六角精児バンドでもバンジョーとか演奏してますよね。
「元々マイノリティが大好き。不思議と愛おしさを感じることが多い」と六角さん。
♪今日の仕事はつらかった あとは焼酎をあおるだけ♪
岡林信康さんの「♪山谷ブルース」ですよ。
仕事が終わったら安酒。それしかない。貯金もないし、家族もいねー・・・。
「むしろちょっと楽しそうじゃないか」と考えるのが六角さん。飲める焼酎があるだけマシかも。
六角さん、ギャンブルで借金の山。その時には羨ましいと感じたのかもしれません。
高校3年の時、「復讐するは我にあり」を見て驚いた。主演の緒方拳さんの芝居が本当にすごかった。当時、もう演劇をやっていたけれども、よくわかっていなかったけど、高校生としてすげえ・・・と感じたとか。
佐木隆三さんの原作でしたよね。学生時代に読みましたけど、ルポルタージュですね。小説ではありません。
映画も見ました。倍賞美津子さんのヌードも話題になりましたけど、狭い部屋で酒飲んでると、後ろの押し入れの扉がギ―ッと開く。そこには殺した人間が押し込まれてるわけです。
殺人鬼を生んだ原因は敬虔過ぎるキリシタンの父親かもしれません。神様なんぞ信じない殺人鬼にとってうざいだけですから。いかにもインチキっぽく映ったんでしょうね。
大人の映画でしたね。
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中島孝志(作家・コンサルタント etc)