… … …(記事全文2,732文字)「脱コスパ病~さらば、自損型輸入」(小島尚貴著・1980円・扶桑社)
誰も語らなかった日本経済復活の秘策!
経済的豊かさから、年々遠のいていく日本。
「お得で賢い」と思っていた消費は、「国産品の不買運動」だった。
長年にわたる日本人の消費判断の病を克服し、真の国力を取り戻すための「忘れられていた方法」を説く。
世界約40ヵ国を訪れ、農家、中小企業、職人、行政機関と日本製品の輸出に打ち込んできた貿易実務家がおくる、目からウロコの日本論・・・とのこと。
わが国の消費者はコスパ=コスト・パフォーマンスがいい、と歓迎し、目先の低価格に踊らされて、この30年間、徹底的に国産品不買運動に熱狂してきました。
原産国=中国や東南アジアに実質的な海外送金を行ってきました。国内に落ちて循環するマネーを減らし続け、日本経済に頑固なデフレを根づかせてしまったのです。
著者はそんな実態を「コスパ病」と名付けました。
コスパの高い商品とは・・・海外で企画、開発、製造されたものばかりです。コスパ病=自損型輸入がいかに日本経済に悪影響を与えてきたか・・・抜本的な解決策を提示してきました。
各地の生産者やメーカーが地元や国内で売れずに困って、「海外で売れないだろうか」と頭を抱えています。
ところが、そんな商品を見るとある共通点に気づきます。
たとえば太宰府の特産品「梅の実ひじき」という加工食品があります。
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中島孝志(作家・コンサルタント etc)