… … …(記事全文2,806文字)「非正規介護職員ヨボヨボ日記 当年60歳、排泄も入浴もお世話させていただきます」(真山剛著・1430円・フォレスト出版)
「介護職は最後の手段」それでも私が続けるワケ。
介護職員が立ち尽くす老いと死の現場――それは想像を超えた風景だった・・・とのこと。
「介護の世界は想像をはるかに超えた、汚く、危険で、きつい世界だった」
まあ、大変な仕事ですよ。職場も一筋縄ではいかないと思います。
相手はたいていご老人。老人ならいいですよ。
なぜそんなことを言うか・・・重病のお子さんを介護しなくちゃいけないご家庭も少なくないからです。年老いた父親母親を介護するのは肉体的には大変。けど、わが子を介護しなければならないよりははるかに楽です。
介護といっても千差万別。本書では普通パターン、つまり、年寄りバージョンです。
「次々とマイナス面を掲げることができる介護の仕事。それなのに私は今も介護ヘルパーを続けている。この仕事に生きがいを感じ始めたなんてことはまったくない。最後まで読んでいただければ、なぜ私がこの仕事を続けているのか、少なからずご理解いただけるのではないか」
著者は正直にそう語ります。
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中島孝志(作家・コンサルタント etc)