1978年、UFO研究家レナード・ストリングフィールド氏が「第3種の回収」報告をＭＵＦＯＮシンポジウムで発表した時、私は早稲田の大学3年生であった。その報告にはジミー・カーター大統領に情報開示を要請していたので、私は今か今かと待っていたのである。

カーター大統領は知事時代にUFOを目撃していた経験から、UFOを観ていた人を笑わない、大統領になったら公開すると明言していた。私はすっかりその言葉を信じていたので、今日か明日かとワクワクドキドキしていたのだ。

だが待てども、なかなか開示が行われない。で、下田に来日の際、森脇十九男さんとストリングフィールド報告を直々に手渡しに行ったのである。今考えると、若気の至りなのかもしれない。

ホワイトハウスのスタッフは「何しに来た？」というので、「ユーフォー」と答えたが、全く通じない。「ユー・エフ・オー」というと「オウ、フライングソーサー？」といって、ようやく「わかった。大統領に渡しておく」との返事を頂戴したのだ。

何故、人類史の新たな一頁をめくることになる宇宙人情報を隠すのか？当時はさっぱりわからなかったが、今となっては様々な事情が背後にあることが十分理解できる。国家安全保障上の理由、一神教との絡み、世界の覇権国としての立場等々。

今年はトランプ政権もUAP(UFO)情報の更なる開示が期待されており、宇宙人（N.H.I.）<非人間型知性体＞の公開にまで言及するかもしれない。1978年から数えると、４7年。う～ん、長い！だがもうちょっとの辛抱だ。じっくりと味わおうと思っている。


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